意思が水のように流れていくーその1
Twitterで記事の投票を行い、1番投票されたテーマが「僕らは自分の意思で動けないのでは?」というものだった。まぁ、僕のTwitterアカウント見てもらえたら分かるけど、この投票を行ってからもう半年弱経つのだけれど…ごめんなさい…ゆるしてほしい。 確か、このテーマを思いついた時は少し精神的に追い詰められてた時だった。
と言っても何か不幸・不運があったとか、失敗したとかではなかった。あの時期の事はメモに残してるし、よく覚えてる、自分が何かに縛られてるとはっきりと感じたのを
とりあえず、自分の意志というものをテーマにしたくなった経緯を話させてほしい。少し長いけれど、読んでほしい。また、このブログは「こうしたら自分の人生良くなるよ!!」みたいなハック術を授けるようなものではないです。そんなものを授けられる立場に僕はいない。ご承知おきください。
ただ、こんな人もいるんだって思いながら読んでほしい。僕自身、友人が自分と同じように大変な思いをしてるだけで、変な気負いや余計なものが肩から落ちる経験をたくさんしてる。
11月の終わりごろ、その時の僕はこれから忙しくなるなぁ、と思いながらだらだらしていた。TOEICと大学の本試験1つを2週間後に控えていたからだ。いつも通り、やらなきゃいけない事をリストアップしたり、それの対策を立てたりなど、自己啓発本に書いてあったような事はやってみたものの、ストレスが溜まるばかりだった。
ToDoリストや目標を作れば作るほど、自分の何もしてなさが浮き彫りになって嫌になり、そのストレスで色んなものが崩れていく。自分なりに問題を改善しようとして得た様々なマネジメント術やライフハックの類の知識が、自分を自分で貶めるキッカケにしかなり得なかった。脱がずに出来る一人SM。と言っても快楽は全くない。じわじわと手足の力が抜けて頭が重くなり、スマホを見るだけ生き物に成り下がっていた。
そんなわけで、見事なう〇こ製造機になった僕は、飯に誘われた時だけ大学に行く生活を送りながら「最近水着グラビアも良いなと思ってきたんだよね」とかなんとかほざいてた。本当にバカなんじゃないだろうかと自分でも思うが、今の自分と大差無いので何も言えない。昨日、池田エライザのツイッターをフォローしたばかりだ。かわいいよね。
とにかく、予定と目標があり、それに対してせねばならぬことも決めているにも関わらず何もできずにいた。そしてそんな自分に嫌気がさして悪循環に陥っていたところ、以前あった大学の試験結果の発表が2つあった。あの日は確か、木曜日だった。家庭教師のバイトから帰ってラインを確認してみると、2つとも落ちていた。
うわぁ、と思いながらまぁ仕方無いかとのんきに考えていた。最近やる気でなかったし、と自分に言い聞かせながらショックを抑えこんでいたわけだが、ふと学年ラインが動いていることに気づき見てみると
再試は二つとも2週間後にあります
と連絡がきていた。マジかよと思い予定を整理してみると、2週間後は、月曜日に再試、水曜日に本試、木曜日に再試、土曜日にTOEICという鬼のようなスケジュールになっていた。
あの時は寒気と震えが来たのを覚えている…というのも、再試はもちろん落とせないやつで、TOEICは700点取ることが留学(これについてはまた別で記事を書くが)に必要でこれがラストチャンスだった。つまり、2週間後に落とすとやばいやつが一つから三つに急遽増えたのだ。しかし、事態はそれだけでは終わらなかった…
次の日、実習で出したレポートの再提出が命じられ、期限が2週間後の金曜日に指定されたのだ。学年で3人の精鋭に選ばれ、内容は手書きでレポート用紙10枚以上という有り余る褒美が与えられた。また、組織学のスケッチの提出日の予定が変わり、これまた2週間ごの水曜日に早められた。従来の提出日だと、組織学の試験日にスケッチ返却が間に合わないからだそうで。
そんなのはもっと早くわかってただろ、、、と思ったがそんな事言っても仕方がない。どうせ入る予定だったのだ。こうして、2週間後は月曜日に再試、水曜日に本試とスケッチ提出、木曜日に再試、金曜日に手書きレポート再提出というスケジュールになった。この日は金曜日だったので、10日後からDeathマーチの始まりというわけだ。
「留学をあきらめて、代わりに留年しなさい。調子のんな」と天に言われてるのかと思った。冗談じゃない。一文字の違いで大違いだ。笑えないぜジーザス。でもやる気が出ない。←こんなメモが僕のEvernoteに残してある。全く笑えないが、すごい追い詰められていたのは覚えている。
しかも信じられないことに、対してやる気もでず何もしないまま2日ほど過ごしていたのだ。最初の試験まであと8日という1難去らずにもう1難、といった状況だった僕にどでかい3難目が降り注いできた。
「再来週の金曜日に君と話がしたいよ!Skype しよう!君の事をよく知りたいな」
訳すとこんな感じのメールが、イギリスから届いていた。送り主は僕が留学を予定している先の教授からだった。
いやいやいや、あなたの論文まだ読んでないですよ。と思いながら、教授(こちらは日本で僕に留学の話を下さった方)にこの事を相談すると、「このSkypeで向こうは君を受け入れるかどうか決めるみたいだよ。学内審査のためのTOEICと一緒に頑張ってね。」
そのTOEICとSkypeの直前にあなたが担当の試験の再試が待ってんだよとは、とても言えなかった
これで僕に降り注いだ災難はさすがに終わりなのだが、再び整理すると、8日後の月曜日に再試があり、その二日後に本試とスケッチ提出、次の日に再試、またその次の日にレポートの再提出とイギリスの教授とのSkype面接(これまでに英語論文を読まなければならない)、そして次の日にTOEICで700点以上取らなければいけないことになった。
3日前までは、水曜日と土曜日に試験受けなきゃ面倒いなぁ、くらいだったのに恐ろしい事になってしまった。そんな事を思いながら震える日曜日の夜だった。そして、とりあえずやる事をまとめなおそう、、、と愛用しているEvernoteを開いたのだった。…続く
2件のピンバック
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