星が見えない夜が続いて
何をどうしたら良いか、今日何をすれば良いかわからなくなることがある。全くの暇なら別にいいだけど、そういうわけでもない。やらなきゃいけないこと、やった方がいいことはたくさんあるのに、何から手を付けたら良いかわからない。めんどくさいを通り越してゆる気が微塵も出ない状況に陥る事がある。例えば、土曜日とかに。
小学生の頃みたいに宿題とか期限が明確に決まってるやつがあるならいいんだけど、自分はもう26歳、小学20年生も終わろうとしている頃合いになると宿題はもう出されない。というかクラスメートって存在もなくなる。あるのは、趣味のゲームとかでつながった友達と、仕事仲間と、恋人と。そして行き場を失ってただただ流れるままに漂う小舟のような自分の人生。だらしなくお腹についた浮き輪みたいな贅肉はただ浮かぶしかない怠惰で軽薄な現状を表してるようで。
こんな具合に自分の人生について勝手に考えて、勝手に落ち込むことがよくある。お先真っ暗とまでは言わないけど、なんとなくの週末を浪費して、薄っぺらい誕生日を重ねて、たまに締め切りとかに追われて、結局は時の流れに身をまかせて、なんとなくの人生を歩んでいく。こんな考えが頭をよぎって不安というよりもある種の絶望感というか諦めに近い感情が頭の中を渦巻いてくる。こんな感情を「あったかもしれない自分の人生」とかに思いを馳せたりして誤魔化す。なんとまぁ薄い人生なんだろう、と自分でも思う。
でもね、同じように生きている友人の中にはこんな感情を抱くような素振りを一切見せずに、かといってやってることは僕と同じようにゲームやスマホに人生の時間を費やしてるだけで、なのに幸せそうに過ごしてるみたいな奴らがいる。「俺、3留して今年やっと大学卒業で内定も決まったんだけどやっぱ、Youtuberとかしてみたいなって思ってるんだよね。俺Youtubeいっぱい見てるし」とか言ってるやつ。心の底から素敵だなと思う。
なんにもしないをするんだ。難しいけど、必要だよなぁと。
なんかすごい暗い文章を書いてしまったけれど、少しスッキリした。吐き出したからか、文章を書くっていう作業に手を付けたからかわからないけれど、少し自分の休日を自分で過ごしてる感覚が蘇ってきた。星も見えないし、羅針盤もないけれど、自分で操縦してる感覚があれば何が起きても、ドンと構えていられる気がする。この調子で今日も生きていこうと思います。もう夜だけど。